こんばんは。
先日、関東圏では豪雨でしたが、みなさんは濡れずに帰れましたか?
私は急な雨に、これは待っても無駄なやつだ…と悟りを開いて、ずぶ濡れになりながら帰りました。
急に冷え込んできたので、風邪などには気をつけましょうね。
では、今日は今更ながら、ドラマ化にもなった、あの話題作『ダメな私に恋してください』という少女漫画の感想をまとめていきたいと思います。
目次
作品概要
『ダメな私に恋してください』は、中原アヤさんが描いた漫画です。 集英社さんの月刊雑誌『YOU』にて、2013年5月号から2016年9月号まで連載されていました。
ちなみに『YOU』という雑誌は、大人の女性向けの漫画誌として、1980年に創刊されました。 しかし、2018年10月15日発売の11月号をもって、休刊することになったそうです。
とても残念ですね…でも集英社さんとYOU連載作家さんのこれからの活躍に期待しましょう。
『ダメな私に恋してください』は、単行本としては全10巻です。
メディア化情報
こちらの作品は、豪華キャストさん配役のもと、ドラマ化もされました。 TBS系「火曜ドラマ」枠で、2016年1月12日から3月15日まで放送されていました。
主人公は、深田恭子さん、相手役には DEAN FUJIOKAさんが演じられていましたよ!
もちろん、私は拝見していたのですが、深キョンのキュートな天然キャラに癒され。
ディーン・フジオカさんの俺様っぷりにキュンキュンし。
それは、それは充実した火曜夜を過ごしていました。
テレビ放送終了後の反響もすさまじく。
ディーン・フジオカさんは、同時期に放送されていた連続テレビ小説『あさが来た』で五代友厚役を演じられていて、人気っぷりも半端なかったので、「ダメ恋ロス」「主任ロス」と終了後は悲しみにくれる人が続出しました。
もちろん、良質な原作あってこそのドラマ化だったので、内容もすごくいいですよ。
あらすじ
主人公の柴田ミチコは、好きになる男に貢ぎ過ぎて人生のどん底。
そんなミチコを救ってくれたのは…?
会社が倒産して以来、収入ゼロ。
にもかかわらず、年下の大学生に貢ぐ日々を送っていた柴田ミチコ(29歳)。
就活もうまくいかず惨敗。とうとう所持金は、まさかの15円に…。
そんな時、怖くて大嫌いだった元上司・黒沢に偶然再会。
はたして、彼は天使か悪魔か!?
そして、ミチコの生活はどうなっちゃうの…!?
主要なキャラクター
*柴田 ミチコ(しばた みちこ) →誕生日:8月7日。星座:獅子座。 資格なし、特技なし、貯金もなし。 好きな男性に貢いでしまうの三十路女。恋愛経験が乏しく、ピュアな一面も。
*黒沢 歩(くろさわ あゆむ) →誕生日:12月30日。星座:山羊座。 脱サラして、喫茶店のマスターになった。 ミチコの元上司(主任)で元ヤン。 自分に厳しく他人にも厳しいが、実は面倒見がよくて、困っている人を放っておけない。
*黒沢 一(くろさわ はじめ) →黒沢の兄で青年実業家。弟のために、俳優になるという夢を諦めた。 歩が好きすぎて、弟をいじめてしまう。ドMのブラコンとの自覚はあるよう。
*黒沢 春子(くろさわ はるこ) →黒沢の元想い人。一と結婚したが、なぜか歩にも接近し…?
第1巻の内容要約【注意:以下、ネタバレ含みます】
主人公の柴田ミチコは、だめんずのイケメン好きな29歳。
目下、医学生のかわいい彼、純太君に貢ぎグセを発揮。
なんでもない日の彼への高価なサプライズプレゼント。飲食含む全てのデート代。
その支払いに追われ、自分はなけなしのお金で、毎日キャベツ生活。
家賃すらもまともに払えず、生活費+交際費を稼ぐために、ぼったくりの怪しいガールズバーで働く羽目に。
ついには、医学生の彼の嘘丸出し演技に騙され、100万円捻出するために、消費者金融にまで手を出してしまいます…
そんなミチコの究極のピンチを救ったのは、まさかの恨みしかない、元主任の黒沢歩でした。
ミチコは、厳しかった元主任の本質を知り、助けてもらう度に、感情に変化が生まれます。
果たして、芽生えてしまったミチコの新たな恋、無謀な片思いの行方は?
そして元主任、黒沢歩の誰にも言えない秘められた過去とは?
ドキドキの怒涛の展開から目が離せない、現代のシンデレラストーリーです。
内容の詳細紹介(感想含む)
命がけで恋をつかもうとしたら、全財産15円と本当に命を失いそうになってしまったミチコ。
ミチコは、年下の可愛い医学生の彼に、4万5千円もする高価な財布を、何でもない日にサプライズプレゼントしてしまったり、高いお肉を奢ってあげたり。
自分に余裕がないのに、見栄を張って、とにかく貢ぎまくってしまう。
それは、破産寸前にもなって当然ですよね…
人に貢げるくらいなら、さぞ高給取りなのかといえば、そうでは決してない。
それどころか、勤めていた会社は、半年前に倒産してしまい、退職金も手当ても当然未払い。
失業保険も2ヶ月前に切れて、死へのカウントダウンが聞こえて、怯える毎日。
それでもミチコは、辛い状況を彼の笑顔だけが唯一癒してくれる、彼のおかげで頑張れると自分に言い聞かせます。
学歴は短大卒、特別な資格も特技もなく、転職活動もから回ってばかり。
連日のキャベツ生活で、お腹が減りすぎて死にそうな時に出くわしたのが、元主任の黒沢歩。
黒沢は、元職場では別名:ブラックデビルと呼ばれていて、ミチコは毎日怒られていました。
世界で1番彼が苦手で、恨みしかない元上司でしたが、あまりにも好物の肉が食べたさすぎて、背に腹はかえられず、ステーキを奢ってもらいます。
自分は幸せなんだと言い聞かせながら、母親に金の無心をするミチコ。
そんな中ミチコは、元職場の後輩に結婚をすると聞かされ、動揺が隠せない。
勇気を出して、医学生の彼に自分をどう思っているか聞いたミチコ。
その答えは、まさかの「実家のペットの犬」に似ている発言。
なついてて、何でも言うことを聞いてくれるからと。
その後、就職先が見つからず、医学生の彼に大金も騙し取られそうになったミチコを、元主任の歩は放っておけず、自分が跡をついだ飲食店のバイトで雇うことに。
お金がなくて家賃も払えないので、美味しいご飯のまかない、住むところも提供してあげたりと、口では厳しいことを言っても、面倒見の良さと優しさが伝わる元主任の歩。
これには、頑なに拒絶していたミチコも、徐々に心を奪われ、終盤には恋に落ちてしまったことを自覚します。
成り行きで、歩と一夜を共にすることになったミチコ。
寝ぼけた歩は、ミチコの知らない女性の名前を呟き、勘違いしたのちにミチコにキスをしてしまいます。
秘めた過去がありそうな歩。
女性として見てもらえず、叶わぬ恋に悩まされるミチコ。
二人の恋模様は、一体今後どうなっていってしまうのか?
続きが気になってしまう、第1巻でした。
まとめ
*絵柄は可愛らしく、読みやすいです。
*読む人を選ぶ作品かもしれません。
その理由は、主人公のミチコの空回りっぷりが遺憾なく発揮されているため。
感情移入出来る方もいれば、イライラしてしまう人もいるかもしれません。
*上司の元主任の鬼畜っぷりが半端ないです。 そして、そこからの優しさのギャップがたまらないです。
*仕事がうまくいかなくて悩んでいる方、うまくいかない恋愛で苦しい思いを抱えている方。
悩める全ての頑張る人を応援してくれて、背中をそっと押してくれる。
そんな優しい、心温まる漫画だと思います。