ゆめにじ日和

熱しやすく冷めやすい私が、日常で気になる疑問や感想を徒然なるままに、書き綴る雑記帳

一躍時の人ならぬ食品となった「おから」って一体何者?

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みなさん、こんばんは。
今スーパーやネット通販では、おからパウダーが品切れが続出しているのだとか。

なんでなのか、ご存知ですか?
それは、9月6日木曜のテレビ番組「得する人損する人」でダイエットに絶大だと紹介されたからなんです。

そこで一躍脚光を浴びたのが他ならぬ「O・KA・RAパウダー」君なのです。

ダイエット外来専門医の工藤孝文先生によると、好みの食品にただ「おからパウダー」をふりかけて食べただけで、ダイエットに効果的なんだそう。

特別な食事制限もなく、ただ一番最初に「おからパウダー」をかけた食品を食べるだけで、痩せやすい体質になるって聞いたら、あなたならどうしますか?

とりあえず、買いたくなりますよね?試したくなっちゃいますよね?

出来るなら、楽して痩せたい。だって人間だもの。

コホン。
でもそもそも、おからって何から出来てるか知ってますか?

ふと興味が湧いたので、早速調べてみることにしました。

そもそも「おから」とは?

おからとは、大豆から豆腐を作る過程で出来るおまけのようなものです。

具体的には、大豆の汁を絞った水分が豆乳で、大豆の搾りかすがおからなんです。

豆乳を絞った際の搾りかすのことです。
まさかのかす!?捨てずに再利用なんて、とてもエコですね。

豆乳はそのまま豆腐になっていく訳ですが、おからは豆腐店やスーパーなどで販売されます。
または、産業廃棄物として処分されるのだとか。

食物繊維が多く、低価格で、カロリーも低いため、ダイエット目的や健康のために取り入れている人も多いようです。

おからと卯の花。よく聞くけど違いは?

気になるその答えは、どちらも全く同じものでした。

実は、「おから」という言葉には、「絞りかす」という意味がそもそも含まれているんです。

お茶を飲んだ後に出るお茶っ葉を「茶がら」と言いますが、それと同じ感じで「から」に丁寧語の「お」をつけて、「おから」になったんだそう。

ですが、からは「空っぽ」などを連想し、縁起が悪いとも言えますよね。
そのため、特に関東地方などでは「卯の花」と呼ばれているそうです。

ちなみに、「卯の花」の名前の由来は、ある植物からです。
その植物とは、初夏に咲く「ウツギ」です。こちらは、別名で卯の花とも呼ばれています。

卯の花の、小さく真っ白な姿が、「おから」にも似ていて、そこから「卯の花」と呼ぶようになりました。

最近の傾向としては、おからは原材料のおからそのもの。
卯の花は、おからを煮たり、何かしらアレンジした料理の名前として、表記されることが多いようです。

どこで買えるの?

そんな気になるおからですが、豆腐屋さんやスーパーの豆腐売り場の近くに置いてあることが多いです。
規格によってですが、50円〜販売されていたりもするそう。

庶民に嬉しい、手の届きやすい食材と言えるでしょう。

本当に栄養あるの?

そうは言っても、肝心なのは、栄養価ですよね。
おからの100g中のカロリーは、111kcal。タンパク質は6.1g。炭水化物は13.8gです。

特に食物繊維が豊富で、100g中1.5gも含まれており、これはゴボウの約2倍に当たります。

おからの食物繊維は、水には溶けないタイプなので(セルロースといいます)腸の運動を活発にしてくれます。

その結果、腸の中をきれいにしてくれて、便秘にも効果的であると考えられています。

またおからは、大豆から出来ているので、大豆由来のカルシウムがしっかりと残っています。
そして、大豆の炭水化物にたくさん含まれている「オリゴ糖」が、腸内の善玉菌のえさになってくれるのです。

健康な腸を目指すには、まさにもってこいの食材だと言えますね。

知らなかったこんな使い道も

アレルギーのお子さんが、現代では増えてきていますよね。
おからは、小麦アレルギーの方の代替食品としても使われることがあります。

小麦アレルギーの方は、米粉や雑穀粉、大豆粉、いも、おからなどを生地として使われているんです。

調理法は?

食物繊維を多く含んでいるので、火を通して食べることが多いですよね。

卯の花
★豆腐ハンバーグ →ダイエット時にお肉の代わりに使うのもGOOD
★ケーキやクッキーなどのお菓子
卯の花
卯の花
としてお料理するのも、美味しくてオススメですよ!

まとめ

*おからは、豆腐を作るときに残る、大豆の搾りかすのこと。

*おからの最大の魅力は、とても安くて、ローカロリー。ダイエットにも最適の食材です。

*食物繊維も豊富で、腸のお掃除にはもってこい!

*おからは、お惣菜だけではなく、最近はクッキーやケーキなどのお菓子にも幅広く使えて便利!