ゆめにじ日和

熱しやすく冷めやすい私が、日常で気になる疑問や感想を徒然なるままに、書き綴る雑記帳

世界は意外な物で出来ている?漫画『クロックワークプラネット』の感想

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こんばんは。
暑くなったり、寒くなったり、ラジバンダリですが、皆さまいかがお過ごしですか?

今年は台風が多くて、また今週末も襲来するみたいですよね…

先日の台風もすさまじくて、公共機関も都内では、駅に入場規制がかかるほど大変だったんですよね。

もう人間に猛威を振るうのは止めて頂きたい!と自然に対して、声高に訴えたいです。 が、こればっかりはどうにもならないので、出来るだけの対策はして、あまり無理はしないようにしましょう。

目次

この作品の見所

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私達は、社会の歯車の1つ。
たとえ、突然働けなくなって欠けたとしても、いくらでも代えがきく…

そんな現代社会を反映したような悲しいフレーズを、1度は耳にした方も多いのではないでしょうか?

では、視点を変えて「世界自体が、もしも歯車で出来ていたら?」と考えたことありますか?
斬新な発想だと思うのですが、私はそんな風に考えたことはありませんでした。

この作品の世界観では、尽きそうになった地球の寿命を、一人の天才が「歯車の力」をもってして、立て直しに成功します。

ですが、やはり形あるものはいつか壊れてしまいますよね。

千年経ち、再構築した「歯車で出来た地球」の限界と、人々はどのように向き合っていくのか?

国や軍との思惑も複雑に絡み合い、戦闘を交えながら、運命に巻き込まれていく主人公の葛藤と成長ぶりを描いた、興味深い漫画です。

どんな方にオススメ?

個人的には、

★不思議な世界観が好きな方
★絵がキレイな漫画を読みたい方
ツンデレな女の子が好きな方
★刺激が欲しい方 ★仕事を頑張りたいけど、やる気が出ない方

にもオススメかなと思います。

作品概要

原作はライトノベルで、2人の作者さん、榎宮祐さんと暇奈椿さんの合作という形で描かれた、珍しい作品です。

そんな通称クロプラの実績としては、宝島社さんの「『このライトノベルがすごい!』2014年版」で、作品部門ランキングで13位、新作部門3位にランクインしています。

漫画版は、『月刊少年シリウス』という雑誌で、2013年11月号(9月26日発売)〜2018年10月号(8月25日発売)まで、連載されていました。

ちなみに海外では、台湾の東立出版社さんから、翻訳版も刊行されていますよ。
独特な世界観ではありますが、それゆえに一度ハマると面白さが際立ち、海外進出まで果たした良作だと言えるでしょう。

あらすじ

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残念なことに、世界はとっくに滅亡してしまった。
死んでしまった地球の全てを、一人の天才が、時計仕掛けを駆使して再現し、再構築した。
この世界のことを、人は「クロックワークプラネット(時計仕掛けの惑星)」と呼んでいる。

落ちこぼれて、言動が変わっている主人公の見浦ナオトの家に、ある日突然ありえない物が墜落する。

その物体とは、黒くて棺のような重厚な入れ物。
中を恐る恐る開けてみると、美しい自動人形の少女が眠っていた。

主人公の部屋は、重量物の落下により、大きく崩れ、今にも崩落寸前。

しかし、主人公は、そんなことよりも自動人形の少女を直すことを選択する。

その後、彼を待ち受ける運命とは?! 激動のオーバーホール・ファンタジー!

メディア化もされてます

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こちらは、2017年4月より6月までの期間、TBSなどからアニメ放送されました。 全12話からなり、タイトルは下記の通りです。

第1話:運命の歯車 ギア・オブ・デスティニー
第2話:大支柱崩落 パージ
第3話:真正面突破 コンフリクト
第4話:虚数運動機関 イマジナリー・ギア
第5話:撃滅するもの トリーシュラ
第6話:大深度地下層 ディープ・アンダーグラウンド
第7話:首都襲撃 アタック・トゥ・マルチプルグリッド
第8話:電磁式機動兵器八束脛 ヤツカハギ
第9話:空前絶後の犯罪 クリミナル・アクト
第10話:自動人形を繋ぐもの プログレッサー
第11話:天才の理論 セオリー・オブ・Y
第12話:終焉機動 スティール・ウェイト

私は、全話見てみたので、アニメの感想もお伝えしたいと思います。
まずタイトルは、アニメの内容を要約したものとなっています。

個人的には、絵に関しては、漫画と比べると、少し幼く描かれえている印象がありました。
これはこれでかわいいので、ありかなといった感じです。

主人公が美少女にハーレム状態で、本当にデレデレに甘えているので、実は途中イラっとするシーンもありました。

ですが、主人公のナオトは、機械の美女のリューズを嫁として、一途に愛していて。
自分の身がたとえ、危険に晒されようとも、大事な人を守り抜く姿がかっこよかったです!

そこに打算や見返りは一切なくて、絶望的で普通だったら諦めるような状況でも、大切な人を絶対に守りぬきたい、という純粋な思いだけで迷いなく突き進んでいく主人公達の姿勢に感動しました。

カリスマ性があって絶対的な才能を持つものと持たざるもの。
それぞれ各々が自分に出来ることを、葛藤し、苦悩しながらも、前に進んでいこうと頑張る姿に勇気をもらえるのではないかと思います。

ちなみに、ブルーレイやDVDも発売されているので、気になる方はチェックしてみて下さいね。

主要な登場人物紹介

見浦 ナオト

主人公で、高校一年生。
熱狂的な機械マニアで、機械以外には全く関心を示さず、人間関係も希薄になりがち。

常に機械の雑誌を読んでいて、言動が著しく変わっているため、クラスメートからいじめを受けているが、本人は全く気にしていない。

「異常聴覚」という才能があり、ありえない距離感のあらゆる音を、正確に聞き分けることが可能。

音を聞いただけで、正確な歯車の数や異常個所など、普通の人が分からないことも感じ取ることが出来る。

この才能のおかげで、プロの整備士が206年かかっても原因不明で直せなかった、機械の美女「リューズ」の故障箇所をたった3時間で完璧に直している。それもいつ崩壊するか分からない、劣悪な環境下のおんぼろマンションで。

リューズを直したことから、マスター(自身のご主人様)と認められて、共に毎日過ごすこととなるが、世界の命運に否が応でも巻き込まれていくことに…

リューズ(RyuZU)

崩壊した地球を、圧倒的な才能で、全て歯車に作り替えた「Y」によって、約1000年前に造られた機械の美女。
206年前に故障してしまい、機能停止していたが、ナオトに直されたため、再起動を果たす。

「付き従うもの」として生きるという、至上使命に従い、修理をしてくれたナオトをマスターとして認めて、行動を共にするようになる。自覚はしていないが、相当な毒舌家。

ナオトのピンチを救いながら、世界の陰謀に巻き込まれていく、美しくてかっこいい女性型ロボット。

マリー・ベル・ブレゲ

小柄で背が低く、毒舌家。
「国境なき技師団」の後援者である、五大企業の一つのブレゲ社の社長令嬢。

複数の有名大学を首席で卒業した圧倒的な才女。在学中歴代最年少の13歳で、世界に2億人もいる時計技師の頂点である「第1級時計技師」になった。

正義感がとても強く、自分の信念を貫き通すためには、軍をも敵に回すこともいとわない。
のちに、自身が直せなかったリューズとナオトに出会い、ある目的のために、行動を共にすることに。

ヴァイネイ・ハルタ

第2級時計技師で、元陸軍兵士。
現在は、マリーの秘書官兼ボディーガードをしている。

見た目は人間そのものだが、実は若い頃、完全に義体化している。
その高い戦闘能力はずば抜けていて、その力で、自動人形を骨格ごと引きちぎることも可能。

その強気な態度から、人から誤解されやすいマリーの良き理解者であり、保護者のような存在。

作品詳細【以下、ネタバレあり】

はるか昔の1000年前。
死んだ地球を歯車だけで再構築して見せた1人の天才時計技師がいた。

その技師の名は「Y」
そして、無量大数の歯車からなる設計図を「クロックワークプラネット (時計仕掛けの惑星)」と名付けた。

そんな世界で、機械オタクの男子高校生の主人公ナオトは、授業中もガチャガチャと機械をいじくりまわす変人。

変わった言動をとるせいで、クラスからは浮いており、濡れたボロ雑巾を頭に投げられても、一切気にしない。
というより、他人に関心を示さないので、気づかない。

ボロアパートに一人暮らしをしており、優雅に自動人形(オートマタ)の雑誌を読んでいたところ、ありえない重量物が部屋に落下した。

落下し破損したコンテナの中から出てきたのは、美しい少女が収められた棺だった。
ゼンマイで出来ているその少女は、故障しており、放っておけないナオトは修理を決意。

崩壊寸前の建物から脱出するよりも、直せるかも分からない、不思議な美女を直すことに専念することに。
少女の構成部品を見てみると、宇宙のような美しいムーブメントで、当然ナオトは初見の設計。

ただし、ナオトには、他の誰にも真似できない絶対的な才能があった。それは「異常聴覚」。
たとえ設計図が分からなくても、わずかな異音も見逃さずに、何とか試行錯誤の結果、修理に成功する。

しかし、その直後、アパートが崩壊。
完全に直った機械人形のリューズが、ナオトをお姫様抱っこし、高く跳躍。
家は失ったが、代わりに何物にも変わられない最強のパートナー「リューズ」を得たナオト。

毒舌ながらも、ナオトをマスターとして認めたリューズと、ナオトは行動を共にすることになる。

その後、軍の不手際の隠蔽工作にと、ある都市をそこに住む人々ごと、廃棄する計画が明るみにでる。
都市の壊滅まで、絶対的に間に合わない制限時間の中で、最後まで諦めずに都市を修復しようと指揮する一人の天才少女がいた。

その少女こそがマリー。
無数にある歯車の不調を特定できずに頭を抱えていたマリーと、運命的な出会いを果たすナオトとリューズ。

ナオトは、この不利すぎる状況の中で、リューズと共にマリーに協力するのか?
都市の崩落の陰謀を阻止することは出来るのか?
何にも代え難い大切なものを守りたい時、ナオトはどう行動するのか?

人は常に選択を迫られるシーンが日常的に多々あるかと思いますが、そんな悩める現代人にエールを送ってくれる、素敵な漫画だと思います。

まとめ

★漫画の絵がとってもキレイなので、誰でも読みやすいと思います。

★現状に何か悩んでいる時や、日常に退屈さを感じている時にも、いい気分転換が出来る作品だと思います。

★人が人を尊重し、愛するとはどういうことなのか、強いメッセージ性が感じられる気がしました。

少しでも参考になりましたら、幸いです。
読書の秋。存分に素敵な作品を楽しみましょう♪