ゆめにじ日和

熱しやすく冷めやすい私が、日常で気になる疑問や感想を徒然なるままに、書き綴る雑記帳

「今夜、ロマンス劇場で」の映画を見てきて思うこと

こんにちは。ゆめです。

書きたいことは正直たくさんあるのですが、身体が追いついていかない今日この頃。
誰が悪いのか。この寒さが悪いですよね!

暦的にはもう春のハズなのに、この朝晩の冷え込みようは罪だと思いませんか?

家ではまだコタツ君とエアコンちゃんが大活躍してますよー
とそんなどうでもいい小話は置いておいて。

最近、「今夜、ロマンス劇場で」という映画を観に行ったんですよ!

CMでもばんばん流れてますよね。こちらの映画ですよ↓

wwws.warnerbros.co.jp

綾瀬はるかさんと、坂口健太郎さんという美男美女俳優さんが主役の映画。
絶対面白くない訳がないですよね。
みなさんも一体どんな映画なのか気になりませんか?

そんな訳で私が映画館で、しかも「レイトショー」というお得な時間帯に観に行ってきた
感想を書いていきたいと思います。

1つ注意点と致しまして、後半にネタバレも含んでしまう箇所があります。

ネタバレを含む文章の前には、必ず記載させて頂きますね。 ではでは、早速レビューしていきます。

あらすじについて

 公式サイトを大いに参考にしながら、あらすじをご紹介しようと思います。

 主人公の健司ーけんじー(坂口健太郎さん)が夢見ているのは映画監督。健司には、心に秘めたずっと憧れている1人の女性がいました。その女性こそが美雪ーみゆきー(綾瀬はるかさん)。 彼女はなんと、モノクロ映画のヒロインであるお姫様だったのです。

 出逢うはずもない二人で、健司の一方方向の片思いでしたが、ある夜に奇跡が起き、二人は運命的な出逢いを果たします。 逢いたい気持ちが奇跡を起こし、二人が巡り会えた訳ですが、美雪には重大な秘密がありました。 それはロマンチックで切な過ぎる恋の物語。 本田翼さん、北村一輝さんなど、実力派豪華キャストにも注目なロマンス溢れる映画です。

感想を簡潔に言うと・・・?

 個人的には、内容的にとても素敵な、余韻の残る映画だと思いました。 敢えて漢字一文字で映画を表させて頂くとしたら、「純愛」がぴったりだと思います。

美雪を一途に思い続ける健司の言動に、女性は胸キュン必至です! そして美雪の凜とした芯の通った強さに、とても胸を打たれました。

映画全体を通して、美雪の心情とリンクして色彩が豊かに描かれています。 そのため、飽きる事なく、独特な映画の世界観へすっと入っていけます。 笑いあり、涙ありと、疲れた現代人の心に優しく澄み渡る映画だと思いました。

具体的な内容について <以下ネタバレを含みます。ご注意下さい!>

 主人公の健司は、まだ駆け出しの映画の助監督で、監督になる夢を叶えるべく、真面目に働いている好青年です。そんな健司が一途に熱視線を送り続けていた女性こそが、モノクロ映画のお姫様である美雪でした。

 毎日仕事終わりに映画館を訪れては、映画館の画面越しに美雪を見つめ続ける健司でしたが、ある夜に運命的な出来事が起こりました。 なんと、美雪が映画から飛び出して、健司と奇跡の再開を果たすことになったのです。

美雪はおてんばで、上から目線な気品溢れるお姫様。 なので、健司は美雪から命令されたり、無礼者!と思いっきりぶたれたりと、刺激的な日々が始まります。

美雪の起こす様々なアクシデントに翻弄され、初めは迷惑だと辛辣な言葉を放ち、離れようとする健司。 でもやはり、美雪を放っておけずに衝突しながらも、二人は次第に心を通わせていきます。

主人公を取り囲む素敵な仲間達

そんな二人を見守るキャラクターがまた、大変魅力的なんです! 美雪をモノクロ映画の魔物から守ろうとする、森の動物達。

どうしてもお城から旅立つという美雪を、心配しながらもオカリナを森の動物達は託します。 これをお守りがわりにと、渡された動物の仲間達の想いをしっかり受け取り、美雪はずっと大切に持ち運び、始終大切にしていきます。 時々美雪が演奏してくれるのですが、その音色がとってもきれいなんですよ!

健司に心寄せる塔子(本田翼さん)も健司を想うあまりに、監督になるためのチャンスを作ってあげたり、すれ違う二人にそっと背中を押してあげる健気な女性なんです。 自分が好きな人に、恋敵である女性を応援する事って、とても難しい事だと思うんです。 なので、とても素敵な女性だと思いました。

また、龍之介(北村一輝さん)が映画のスーパースター役なのですが、ちょいちょい健司の背中を押してくれるんです。 彼が、美雪とうまくいかずに、下を向いて落ち込んでいる健司を見て言う台詞がとても心に残っています。 「男は常に将来を、前を見るものだ。下を向いていたら、今しか見えないだろ。」といったニュアンスの事を言うんですが、とても深く心に残りました。 とてもかっこいいですよね!さすがスーパースター!

二人の最後に選ぶ究極の選択肢

美雪は、モノクロ映画から現実世界へと飛び出してきた代償として、とても過酷な運命を与えられました。 それは、大好きな人に決して触れる事が出来ない、というルールです。 万が一触ってしまった場合・・・美雪は消えてしまうのです。

二人が互いにかけがえのない存在となっていった時に、健司は美雪からこの秘密を打ち明けられます。 しかもそのタイミングがなんと言いますか絶妙で・・・ ホタルの輝く神秘的な自然の中で、健司がプロポーズしようとした時だったのです。

悩み、深く葛藤する健司。 とうとう一人で抱えこめなくなり、仕事上のライバルでもある友人に、その胸中を吐露します。 「好きな人に触れずに、人は生きていけると思うか?」と。

そんな健司の苦しむ姿を目の当たりにしてしまった美雪は、健司のためを想い、敢えて突き放して自分から去っていきます。 会えない苦しみに荒れる健司。そんな健司を支える、周囲の大切な人々。

健司が意を決して、美雪に逢いに行った際に、美雪から告げられた切な過ぎる想い。 モノクロ映画が時代と共に廃れていく中で、健司だけはずっと自分を観て、愛してくれた。 だから、自分が消えてしまうとしても、逢いにきたのだと・・・

もうここは号泣ですよね。周りの観客席の方も、涙に頬を濡らしていました。 そして最後に、美雪は健司に究極の言葉を伝えます。 「お願い。一度でいいから抱きしめて。」と。

美雪を大切に心底愛する健司が最後に下した決断とは・・・

ここは是非、映画館でご鑑賞頂けたらと思います。 本当に一見の価値ありの、究極のラブストーリーだと私は感じました。

愛する人のために、自分がしてあげられる事とは何だろう? 自分がもし健司と同じ立場だったらどうだろう?

などと、深く考えさせられました。 心温まるハートフルストーリーなので、是非大切な人とご鑑賞してみて下さいね!